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【出張記/ギリシャ】海運業界のオリンピック「Posidonia 2026」に参加してきました
日本マリタイムバンク営業部の阿部です!先日、ギリシャ・アテネで開催された世界最大級の海運展示会「Posidonia 2026(ポシドニア)」に参加してきました。 Posidoniaは2年に一度開催される海運業界最大級の国際イベントであり、世界中の船主、船会社、造船所、金融機関、舶用機器メーカー、ブローカー、保険会社などが一堂に会することから、「海運業界のオリンピック」とも呼ばれています。 今年は過去最大規模での開催となり、2,000社を超える企業が出展、83カ国・地域から業界関係者が集まり、来場者数は35,000人を超えたと発表されています。 実際に会場を訪れてみると、その数字以上の熱気を感じ
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【出張記/国内】Sea Japan 2026参加レポート|過去最大規模の展示会で見えた海運業界の現在地
はじめに 今回、Sea Japan 2026に参加してきました。会場は東京ビッグサイトです。 展示会の内容はもちろんですが、正直なところ、会場に入る前からすでに“規模の大きさ”を感じる空気がありました。 駅から会場に向かう導線には、スーツ姿の来場者が途切れることなく続き、入口に近づくにつれてその密度はさらに増していきます。実際に歩いてみると、単なるイベントではなく、「業界全体が動いている場に来ている」という感覚が強くありました。 また、会場前に設置されたSea Japanの看板や案内表示も含めて、国内イベントというよりも、国際展示会としてのスケール感がはっきりと伝わってきます。 個人的にも、「

【出張記/国内】VLCCの中に入って見えた、“動くインフラ”の構造
正直に言うと、「巨大な船」という認識は、乗った瞬間に崩れました。 VLCCは船というより、輸送・制御・動力が統合された一つの巨大システムです。 今回、実際に乗船し、その内部構造を体感する機会を得ましたのでその時の体験を報告いたします。 マリタイムバンクスタッフが寄稿する他の出張記はこちら 通船で40分、目的のVLCCへ 今回の乗船は、いわゆる「港からそのまま乗る」形ではありませんでした。 まず桟橋から通船(交通船)に乗り、約【40分】かけてシーバース(沖合に建設された人口岸壁)に停泊しているVLCCへ向かいます。 後方に伸びる航跡を見ていると、これから向かう対象の“規模の違い”を徐々に実感して

【インタビュー】fromHC掲載|転換期に立つ日本の船舶ファイナンス
本記事は、機関投資家・資産運用業界向け資産運用情報ポータルサイト「fromHC」に掲載されたインタビュー記事を、fromHC様の許諾を得て転載しています。本インタビューでは、当社代表・昼田が、足元の海運市場が抱える構造的課題や、当社が描く今後の事業ビジョンについて語っています。 fromHC様で掲載いただいたインタビュー記事はこちら 世界の海運市場は、地政学リスクや脱炭素を背景としたエネルギー転換など、多くの不確実性を内包しながらも、依然として世界経済を支える不可欠なインフラであり続けています。一方で、その収益構造や資金調達の仕組みは、一般的な金融・投資の視点から見ると極めて特異であり、十分

フィデューシャリーデューティー──信頼を守るためにできること②
どうも、日本マリタイムバンク代表取締役の昼田です! 前回は、「フィデューシャリーデューティー」という言葉との出会いと、その第一印象についてお話ししました。(フィデューシャリーデューティ──信頼を守るためにできること①) 最初は正直、滑稽にすら思えたこの理念ですが、その後いろいろな人と交流を重ねる中で、自分なりの解釈を持つようになっていきました。 まず、日本人には「投資は悪」といった潜在的なイメージがあると思います。 さらに、バブル期以降の長いデフレ社会を背景に、お金は「銀行に入れておくのが一番安全」という考え方がスタンダードになってきたのではないでしょうか? かくいう私も、真面目に働いて得た大

【出張記/インド】地方銀行員、スクラップヤード「Priya Blue」訪問記
船舶投資と出口戦略を現場で学んだ一日中国銀行 川之江支店 光森亮太朗 こんにちは。岡山県の中国銀行 川之江支店に勤務する銀行員、光森亮太朗です。このたび日本マリタイムバンク様とのご縁をいただき、マリタイム・ライブラリーに初めて寄稿させていただきます。 マリタイムバンクスタッフが寄稿する他の出張記はこちら 普段は法人営業として船舶融資にも携わっていますが、常に意識しているのは 「出口戦略」 つまり資産が最終的にどのような価値を生むのかという点です。船舶は不動産と異なり、最期に解体され鉄や機械として再び資金化される特徴があります。この「出口の価値」をどう評価するかは、私にとって大きな関心事でした。

フィデューシャリーデューティ──信頼を守るためにできること①
どうも、日本マリタイムバンク代表取締役の昼田です。「三日坊主」という言葉がありますが、夏休みの宿題のように書かされているこのブログも、気づけば3回目になりました。 今回は少し視点を変えて、船舶業界の話ではなくクラウドファンディング業界について、マリタイムバンクが融資型クラウドファンディングを始めたときに、私が感じたことを書いてみようと思います。 当時のクラウドファンディング市場 私たちがこの世界の研究を始めたころは、クラウドファンディングそのものがまだ黎明期でした。市場の中心は、不動産クラウドファンディングと太陽光(ソーラーパネル)クラウドファンディング。 そんな中、1社だけ船舶を対象にしたフ

【出張記/モザンビーク】モザンビークで実施した案件の現地調査に赴きました
日本マリタイムバンク営業部の阿部です! 今回弊社が関連会社向けに仲介した案件の現地調査を行ってきました。非常に興味深く面白い経験をしてきましたので、ブログに書かせて頂こうと思います! マリタイムバンクスタッフが寄稿する他の出張記はこちら モザンビークとは? みなさん、「モザンビーク」という国をご存じでしょうか?アフリカ大陸の南東部に位置する国で、インド洋に面しており、天然ガス(LNG)と石炭の埋蔵量が豊富なことから、国際的なエネルギー投資の注目を集めており、資源・経済面で近年注目されている国の一つです。以下の通り簡単にまとめてみました。 今回弊社が仲介した船はモザンビーク北部の貧しい地域で行っ

第一線の実務家が語る、海運法務のリアルとマリタイムバンクの挑戦
「船に関わる法務」と聞いても、多くの人にとってはピンとこないかもしれません。しかし、海運業界では場面ごとに異なる法体系に精通した高度な法的知識が求められます。たとえば、契約交渉では英国法やロンドン仲裁を前提に進めつつ、現場対応ではベトナムやシンガポールなどの現地の法律、そして公海上では国際条約に従う——。こうした複雑な世界を支えるのが、「海の法務」のプロフェッショナルたちです。 今回、インタビュアーを務めるのは、日本マリタイムバンク代表の昼田将司。海運ファイナンスの最前線で新しい挑戦を続ける立場から、長年にわたり国際海運分野で活躍してきたマリタックス法律事務所の簑原建次先生にお話を伺いました。

船舶チャータリングガイド②|定期傭船、航海傭船、トリップ定期傭船の違いを解説
マリタイムバンク営業部の大竹です。 今回は、船舶業界に関わる皆様にとって重要な「チャータリング」について、私の経験を踏まえて解説する第2弾です。 チャータリングとは、簡単に言うと、船を借りてくる、あるいは船を貸して利鞘を稼ぐ仕事です。具体的には、ブローカーを通じて、船を実際にレンタルし使用します。 チャータリングには主に4つのタイプがあります。 不定期船(ドライバルクやタンカーなど)の運航会社(オペレーター)は、これらのチャータリングタイプを状況に応じて使い分けています。 今回は、定期傭船、航海傭船、トリップ定期傭船について詳しく解説していきます。 定期傭船 定期傭船は、期間で船を賃借する契約