船での仕事を終えたベルに、新しい仕事ができました。
日本マリタイムバンクのオフィスの入口には、一つのシップベルがありました。
少し傷の残った、真鍮製のベル。
実はこれ、飾りとしてつくられたものではありません。
かつて、本当に船で使われていたシップベルです。
船は役目を終えても、ベルは残った

このベルが取り付けられていた船は、長い航海を終えたあと、最後はスクラップとなりました。
本来であれば、ベルも船と一緒に役目を終えるはずでした。
ただ、長い間、船と一緒に海を渡ってきたものを、そのまま処分してしまうのはなんだかもったいない。
そんなことからベルだけが残され、日本マリタイムバンクのオフィスへやってきました。
それからしばらくの間、ベルは入口にひっそりと置かれていました。
誰かが鳴らすわけでもなく、特に決まった役割があるわけでもなく。
いわば、少し長めの「待機期間」です。
東京の町工場で、新しい台座を


せっかく残したベルなら、もう一度活躍してもらいたい。
そこで今回、東京の町工場にお願いして、このベルのための新しい台座を製作していただきました。
鉄を削り、溶接し、ベルのサイズに合わせて一つひとつ仕上げていく。
船の上で使われていたベルが、職人さんの手によって、今度はオフィスで使える姿になりました。
Shippingの世界にある「ベルを鳴らす」という文化

Shippingの世界には、案件が決まったときなど、節目となる瞬間にベルを鳴らす文化があります。
そこで日本マリタイムバンクでも、このシップベルを新しい門出を祝うベルとして使っていくことにしました。
たとえば、ファンド募集が無事に成功したとき。
船の引き渡しが完了したとき。
チームにとって嬉しい出来事があったとき。
そんな瞬間に、このベルを鳴らします。
海から、オフィスへ

船の上では、航海のために働いていたベル。
その仕事を終えた今度は、誰かの成功や新しいスタートを知らせるベルになります。
同じベルでも、鳴らす場所と役割は少し変わりました。
これからオフィスで、このベルが何度も鳴るように。
私たちも、一つひとつ良い仕事を積み重ねていきたいと思います。
海での仕事を終えたシップベルの、第二の仕事のはじまりです。
「ベルの新しい仕事」を動画にしました。
東京の町工場での台座製作、そしてNMBのオフィスで新しい役割を持つまで。
一つのシップベルの小さな再出発を、約1分の映像にまとめています。
ぜひご覧ください。

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