投資のトリセツ

投資はなぜ必要か？初心者が知るべき投資の定義

昨今のお金に関する価値観の流れから、投資や資産運用が人生において大事なことだと考える方が増えているように思えます。

将来のことを真剣に考えた時、「自分も投資を始めてみよう」と強く思う時が出てきます。
では実際のところ、投資とはいったい何なのか？
なぜ投資が必要なのか、投資の定義や意義とは何なのか、投資初心者にとってはなかなか理解しにくい部分もあります。

そこで今回は投資とは何か？について詳しく知っていきましょう。

投資の定義とは？

投資とは、利益を増やすために特定の商品を購入することを言います。
よく知られている例としては、株の購入が投資に該当します。
株式を購入し、その後に売却することで利益を狙う仕組みになっています。
この他にも、投資信託の購入なども投資に含まれます。

簡単に言うと、自分のお金、つまり資産を増やすためにお金を使うこと、これが投資です。
具体的な投資の方法は、上記の株式や投資信託など複数存在し、どういった投資を行うかは自分で判断できます。

投資にはどんな意義がある？

投資は、自分の資産を増やす目的で行いますが、それだけではなく、社会全体に影響を与える大きな意義もあります。
投資をすることで、特定の企業などに資金が供給されます。

お金を受け取った企業は、その資金を活動資金などに充て、より充実した活動を展開できます。
これにより、企業は大きく成長するチャンスを得られ、企業にとっても大きなメリットが生まれます。
私たち投資を行う側も、将来的に資産が増える可能性がありますし、企業も活動資金を得ることができます。これにより、投資は双方にとってプラスとなります。

投資を通じて、私たちの生活がより良いものになる可能性もあります。これが投資の大きな意義となります。

投資は本当に必要なのか？

投資の定義や意義は理解しましたが、本当に投資は必要なのでしょうか？

現在、以前と比べて投資の重要性が高まり、積極的に投資をすることが推奨されています。
その理由はいくつか存在しますが、代表的なものは以下の通りです。

★投資を行うことで効率的に資産を増やす可能性がある
★給与や年金が減少傾向にある
★金利が低下し、預金では資産がほとんど増えない

以上が、投資が必要とされる主な理由です。
それぞれを詳しく見ていきましょう。

投資を行うと資産をスムーズに増やせる可能性がある

投資は、株式などの商品を購入し、その後に売却することで利益を得る活動です。
必ずしも利益を得られるわけではないため、この点には十分注意が必要ですが、うまくいけば資産、つまり自分のお金が増えます。
単に貯金をすることでもお金は増えますが、投資を行うことでより効率的に資産を増やす可能性があります。
これは投資の大きなメリットと言えます。

投資初心者がいきなり大金を投資に用いるのは危険ですが、少額であっても利益を得るチャンスは存在します。
少しずつでも資産を増やすことができる投資は、誰でも始めやすく、現代社会において非常に重要な要素となっています。

企業の給与や国からの年金は減ってきている

毎月の給与水準はほとんど上がっておらず、わずかですが以前よりも少なくなっています。
もちろん、企業によって多少の違いはありますが、日本全体として給与水準は減少傾向にあります。
同様に、年金の支給額も減ってきており、経済的に厳しい状況が続いています。

将来のためにも、お金はできるだけあった方が安心ですが、給与や年金だけではなかなか難しいのが現状です。
そこで、不足分を補うためにも投資が活用されています。

預金の金利で資産を増やすことは非常に難しくなった

現在、定期預金の金利は年に0.016％に過ぎません。
普通預金の金利も年に0.002％とさらに低く、銀行にお金を預けてその金利で資産運用するのは非常に難しくなってしまいました。

ただお金を預けていても、資産の増加は見込めませんので、他の方法で資産を増やす必要があります。
そのための方法として、投資が注目を集めています。
投資にはリスクが伴いますが、一定の利益を期待することができ、しっかりとリスク管理をしながら行えば、資産を増加させやすくなります。

融資型クラウドファンディングなどの新しい投資方法も誕生

投資が大きく注目されるようになり、これまでには見られなかった新しい投資の方法も生まれています。
数あるなかで融資型クラウドファンディングもその一つです。
融資型クラウドファンディングでは自分のお金を企業に投資（貸付）します。
企業はそのお金を使って活動を展開し、一定期間ごとに分配金として投資者に返済を行います。
この際の分配金が、私たちが受け取る利益となります。

具体的には、船舶投資が挙げられます。
船舶投資では、海運会社などの船会社に出資し、会社は出資されたお金で船を購入・運用します。
この船で得た収益から、出資者への返済、つまり分配金の配当を行う形となります。

こうした新しい投資も登場し、より投資を始めやすい環境が整ってきています。
投資を始めるタイミングとして、今は最適な状況と言えるでしょう。