海運のナレッジ

船員トレーニングセンターに船員セミナー!インド出張記 in ムンバイ

日本マリタイムバンク営業部の阿部です!

私、先日インドの大都市ムンバイ(Mumbai)とアラン(Alang)というところに行ってきました。色んなことを目の当たりにしてきましたので、今回のインド出張記はムンバイ編とアラン編に分けて書かせていただきます!

みなさん、インドの首都はどこかご存じでしょうか?

そう、ニューデリー(New Delhi)ですね!しかし、人口や経済はムンバイがインドでナンバーワンと言われています。ムンバイはインドの西海岸に位置しています。人口は2000万人を超えているようでして、今後も増え続ける見込みのようです。別名でボンベイ(Bombay)とも呼ばれます。実はムンバイの中心地から車で1時間程の外れ町で都市開発が進んでおり、ここがニュームンバイになるんだとか。現在国際空港も建設中だそうです。楽しみですね!

船員セミナーに参加!

今回は「Fleet Management Limited」という船舶管理会社のインド人船員のセミナーに参加してきました。この会社は非常に大きな船舶管理会社で、現在は大小合わせて約650隻の船を管理しており、船員数は2万4千人以上、拠点はインドや香港、シンガポール等12カ国に拠点があります。すごいですね!

コロナ禍以降の初開催という事もあり、参加者が非常に多く、世界中の船会社はもちろんShellやExxon Mobil等のオイルメジャーと呼ばれる大手石油会社、日本からも商船三井や川崎汽船のような大手船会社の方々も参加されていました。

船員のトレーニングセンターとは?内部を公開!

実は船員のトレーニングセンターにもお邪魔してきましたのでご紹介しますね!

船を運航する操縦室のシミュレーション室です。見えている外の景色は映像ですが、非常にリアリティーがありました!

機関室のシミュレーション室です。機器を動かすために燃料や海水、清水等の供給を行うためのパイプラインナップ(Pipe Line Up)を理解しておかなければなりません。どのバルブを開けたらどの配管に燃料が供給されるのか等を画面上で確認することができます。

実際の機器を用いて解放整備を行えるスペースもありました。

この会社の船員は船の安全運航のために、たくさんのトレーニングを積んでいることがよくわかりました。引き続き頑張っていただきたいです!

おまけ:ムンバイ観光スポット紹介!

それではムンバイの観光スポットをご紹介します!ムンバイにも有名な観光スポットがいくつかありますが、その中でも有名な3か所に行ってきました!

  • インド門

1911年のイギリス植民地時代に英国王ジョージ5世の来印を記念して建造が開始され、1924年に完成しました。かつてヨーロッパや中東から多くの商人が船でムンバイに着くと初めに目にすることになるのがこの門になるので、まさにインドのゲートでした。ムンバイのタージ・マハルとも称され、市内で一番の観光地です!とにかく人がいっぱいで前に進むのが一苦労でした…。

  • ドービー・ガード

ここが何かわかりますでしょうか?実はここ巨大な洗濯場なんです!街中の洗濯物が集まるとまで言われるほどの大きな敷地で、入口以外は高い塀で覆われています。機械化が進んでいる現在でも、ここは未だに手洗いをしている姿を見ることができます。敷地内には「ドービー」と呼ばれる人たちがホテルや病院のリネンを洗濯して生計を立てているようです。しかしここで洗濯すれば逆に汚くなるような気が…ってそんなことないですよね(笑)失礼しました!

  • マリーンドライブ

1920年に建設された海岸道路で、道路沿いには時代を感じさせる古いアパートが立ち並び、遊歩道や夕日を眺めるスポットとして非常に人気なところです!写真の通り非常に多くの人が集まっていました!特に夜になるとカーブ沿いの明かりが灯されて大きな光のネックレスのように見えることから、別名「女王のネックレス」とも呼ばれています。残念ながらその写真を撮ってくることは出来ませんでした…

余談ですが、最後に「キングフィッシャー(Kingfisher)」というインドのビールをご紹介します(笑)

青島ビールに似た味わいで、非常にライトでゴクゴク飲めちゃいます!(ご想像いただける方も多いはず!)インドに行かれた際は是非!

それでは今回はこの辺で。次回のアラン編をお楽しみに!

執筆者:営業部 阿部廣