船舶投資は安定?──長年の経験者が断言する“本当の姿”
どうも、日本マリタイムバンク代表取締役の昼田です。
社内からの圧力(?)があるので、心を入れ替えて(なるべく)定期的に、海運や船舶投資について書いていこうと思います。

さて、みなさん、船舶投資って「安定的な投資」だと思っていませんか?
とんでもない! 長年この世界に身を置いてきた私が断言しますが、船舶投資は簡単ではありません。大きく儲かることもあれば、プロでも痛い目を見る。時には全てを失うことだってある、そんな世界です。
当社が「個人にも船舶投資を!」と言っていますが、とてもそんな世界に、リテラシーのない一般の方をいざなうほどの勇気はありません。私たちが“融資型クラウドファンディング”という形を選んだ背景について書いてみようと思います。
融資型クラウドファンディングとは?
そもそも「融資型クラウドファンディング」って何でしょうか。むりやり日本語にすると「融資型集団投資」でしょうか?複数の人が資金を出し合って融資を行う──つまり、これは“投資”というより“融資”に近い形態です。株や不動産のように価格変動で利益や損失が出るわけではありません。
お金を貸し、その見返りとして決まった利息を受け取る。そこから手数料をいただき、残りを投資家の皆さんに利益として分配します。
これが融資型クラウドファンドの基本的な仕組みです。
「バンク」の理由
要するに、マリタイムバンクは、個人投資家の皆さまからお預かりした資金を船会社に融資しています。銀行が企業や個人にお金を貸し、利息を受け取り、その一部を預金金利として預金者に還元する──構造としてはよく似ています。当社が社名に「バンク」を使っている理由は、その辺りにあります。
ただし、「融資型クラウドファンディング」はあくまで投資…銀行預金とは違います。融資の対象が明確で、その融資から得られる金利収益を目当てに、皆さまは資金を預けます。そして、その結果が(良くも悪くも)ダイレクトに還元されるのです。想定通りに進めば、銀行預金よりはるかに高いリターンが還元されますが、想定通りにいかない場合には損失リスクを伴いますし、元本の保証もありません。
どこの融資型クラウドファンディング事業者も、「融資の失敗を小さくする」努力を絶え間なくしています。マリタイムバンクも当然そうしています。ただ、絶対に失敗のない世界は存在しません。
だからこそ、失敗したときにどうその損失を取り返すのか──そこにこそ、船舶を担保にとる融資(シップファイナンス)の強みがあるのです。
次回は、この「船舶を担保に取る強み」について書いてみます。
【ご注意】
本記事は情報提供のみを目的としたものであり、投資の勧誘を意図するものではありません。 当社が提供するファンドは、元本が保証されているものではなく、投資元本に損失が生じるおそれがあります。また、当社は運営にあたり所定の手数料等をいただきます(詳細は各ファンドの契約締結前交付書面等をご確認ください)。将来の成果を保証するものではなく、記載された内容は執筆時点のものであり、今後変更される可能性があります。
商号:株式会社日本マリタイムバンク
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