船舶投資のイロハ

代表より年末ご挨拶

代表取締役の昼田です。

今年ももう直ぐ終わりですね?みなさんにとっての2022年はいかがでしたでしょうか?

マリタイムバンクにとっての2022年はサービス開始の記念すべき年になりました。 

うちの娘は今が受験勉強前の追い込み時期です。長い受験勉強が辛過ぎていつの間にか「合格」そのものが目的になってしまってしまいがちです。マリタイムバンクも、日本では前例のない船舶クラウドファンドということで、金融商品取引業登録の審査に2年もかかりました。そして、いつのまにか金融業の登録自体が「ゴール」になってしまっていて、今年3月のサービススタートから半年ほどは脱力感の中、思っていたような世間の盛り上がりもなく、それはもう試行錯誤の連続でした。それでも、徐々に自分を含めた社員みんなが経験を積み重ね、新たなメンバーも加わり、今では良い感じでボールが転がり始めているのを実感しています。

今年最後に募集した「多目的船8号ファンド」はおかげさまで4日の募集期間で130人を超える方々から募集金額を超える応募をいただきました。4日です(インサイダー情報ですが、初日にほぼ全額近い金額の応募がありました)。この常識はずれの早さには価値があります。船会社が中古船を購入する際、迅速に対応できる融資には高い金利を出すだけの価値があります。さらに25歳を超える船舶を担保にファイナンスなんて日本の常識ではあり得ない話です。

実のところ船業界からも金融業界からも、当社の取り組みはどこか冷ややかな目でみられております。「個人なんか相手にするだけ手間」だとか「10万円程度の出資してもらって何ができるんだ」やら。ですが、この情勢変化の激しい社会において、常識にとらわれない、社内政治や手順にとらわれない個人投資家の出資の力にはバリューが存在します。そして、その先に伝統的な海運業界との新たな化学変化も期待しています。四国の地方銀行とマリタイムバンクによるジョイントのファイナンスプロジェクトも準備していますがこれが良い例です。なんと言われようとも、皆様には「変革に弱い日本」に新たな価値を創造する力があると信じています。そのバリューのあるファイナンスを皆様への投資リターンに形を変えて貢献して、さらに良い循環が来年以降実現できることを楽しみにしています。

それでは、長くなりましたが、良いお年を!

そして来年もマリタイムバンクを是非よろしくお願いします。

代表取締役 昼田将司