船舶投資のイロハ

ミャンマー出張記

マリタイムバンク営業部の阿部です!

私、先日ミャンマーのヤンゴンにて行われましたシンガポールの船舶管理会社「Norstar Shipping Management」の船員のセミナーに参加してきましたので、今回はその時の事について書かせていただきます。

はじめにミャンマーという国とヤンゴンという都市について簡単にご説明します。ミャンマー(別名ビルマ)は東南アジアのインドシナ半島西部に位置し、約67万平方キロメートルの広さがあります。日本の約1.8倍です。人口は2021年の調査で約5,481万人となっております。米作りが盛んで、国民の約9割が仏教徒です。公用語はビルマ語ですが、1948年まで英国の植民地だったことから、英語を話せる人も多いです。ただ、60年代以降は英語での教育が制限されたので、高齢者の方が流暢な英語を話す傾向があります。ヤンゴンはミャンマーの旧首都であり、国内で最も人口が多く、2017年12月の調査で約736万人といわれています。しかし、ミャンマーの首都は2006年よりネピドーに変更となっております。理由は公表されておりませんが、ヤンゴンの人口密度が高くなりすぎたから、軍事的な理由など諸説あるようです。

ちなみにミャンマーの民族衣装「ロンジー」をご存じでしょうか?ロンジーとはミャンマーで昔から日常的に着られている民族衣装です。様々な柄の布を筒状に縫い、腰に巻き付けて着用します。

ロンジーを身に着ける人々

2021年2月に軍のクーデターが起こってからミャンマーはちょっと危ないイメージがありますよね?実際に私がミャンマーへ行く10日ほど前に刑務所で爆破事件が起こっていました。怖いですね…。

でもミャンマー人には元々すごく大人しくて優しい方が多いです!私は船で多くのミャンマー人船員と関わってきましたが、いい人ばかりでなぜこの国でこのような事が起こっているのかすごく不思議に思います…

街中で出会った方をパシャリ。快く撮影を許可してくれました!船員とは全く関係ないですが(笑)

この方の頬についている黄色い粉のようなものですが、これはミャンマーの伝統的なおしゃれの一つ「タナカ」と言われているものです。名前の由来は解りませんが、木をすりつぶして粉にしたものに水分を含ませ、顔や腕に塗っています。日焼け予防の効果があるようです!

コロナ前は東京~ヤンゴン間のダイレクトフライトがありましたが、現在はタイのバンコク経由のみとなっております。

町並みはこんな感じです!ホテルの窓からパシャリ。

到着後ホテルの近くに有名なマーケット、ボーヂヨーアウンサンマーケット(Bogyoke Aung San Market)があったので早速行ってみましたが…

ご覧の通り、現在観光客が全くと言っていいほどいないので非常に閑散としていました。ライトすらついてないといった状況です。以前は原宿の竹下通りのように人でごった返しており、前に進めないほどであったそうです。早く元通りになって欲しいですね!

世界遺産のシェダゴン・パゴダ(Shwedagon Pagoda)にも行ってきました!あいにくの雨でしたが(笑)

ここはミャンマー国民が一生に一度は訪れたいと思われているミャンマー最大の聖地(寺院)であり、真ん中の塔は金でできている様です!この中にはお釈迦様の遺体が安置されていると信じられているようです。

朝6時に訪れましたが、たくさんの子どもたちが朝早くからお経を読んでいました。

本題の船員のセミナーはこんな感じです!約300名の船員や船舶管理会社の陸上で働いている方々、船主など船舶管理に関わる色んな方々が集まってました。この会社では年に1回このセミナーが開催されていたようですが、今回はコロナ後初の開催となりました。

実は私も30分ほど時間をもらい、壇上に上がってスピーチしてきました(笑)

約2日半かけて多くのことを勉強させていただきました。今回のセミナーをきっかけにより良い船舶管理ができるであろうと期待したいです!

次回の海外出張は11月末にインドのムンバイとアランを予定しております。また出張報告のブログを書かせていただきますので、楽しみにしておいてください!

執筆者:営業部 阿部廣